新年度が始まり、クラスが落ち着いてきた４月後半、お仕事の部屋が始まりました。「年長さんになったんだ～。」「年少さんのお世話が忙しいけど、すっごく可愛いのよ。」温かい言葉・笑顔と共にお兄様、お姉様になって、自信満々入室しています。

『スナップボタンをとめる』　子ども達は、苺をスナップボタンでとめると、決められたことのように「ほら見て～、こんなにいっぱいなってるよ～。」と呟きます。苺を１つずつ摘みながら（ボタンを外しながら）　「あぁ、いい匂い。」「甘くて美味しい苺。」「お口の中で粒々が追いかけっこ。」とにっこり。生活の経験、体験の記憶が蘇えり、言葉で表現出来る…子どもたちの成長が輝いています。

『カラーペグ』　デザイン図案を見ながら、鋲にペグを置いていきます。鋲を数える・同じ色を選び、だんだんと出来上がっていく過程は楽しくワクワクします。図案は何種類もあり、図案によって難度が高くなります。完成すると深いため息をついて満面の笑みを浮かべる子ども、秘やかに万歳をしている子どもと様々ですが、「○○ちゃんがしていたのが出来るようになった！！」と憧れの先輩と肩を並べられた喜びや自分の成長を実感出来る、人気のお仕事の１つです。

年長さんと年中さんがほぼ同時に完成し、お互いの作品を見て、「一緒に置いてみない？　ほら、こんな感じ。」「うわ～ぁ、蝶々が喜んで飛んでるね」「うん。蜜 おいしいね～って。」　子ども達の創造力は素晴らしい！　共感する心は美しい！　お仕事の部屋ではこんな姿を沢山見つけます。

『白と黒の玉』　板に書かれた数字の通りに白・黒の大きなビーズを棒に差し入れます。　「０」は何もない！と０への理解を促すお仕事です。３指をよく動かし、目と指先の協働…　淡々と、黙々と、大人でも楽しいお仕事です。

『動詞カード』　動きを表す絵カードと、動詞の文字カードを対にするお仕事です。ハイハイする赤ちゃんを見る経験が少ないのか、「這う」に戸惑う子どもが多いのは最近の傾向のように感じます。コロナ禍ですので、絨毯の上でするお仕事ですが、今は机でしています。